ゴルフ上達の要、グリップの勘違いを正す3つのポイント。

ゴルフ上達の要はアドレスからとはよく言われます。

ミスショットの8割はアドレスのミスと言われます。

その中でもゴルファーが初心者から上級者になっても永遠に気になるポイントがグリップです。

クラブのゴムの部分もグリップといいますが今回は持ち方のグリップです。

グリップの注意点は沢山あり過去に色々なプロやレッスンで語られてきました。

例えば、「左手の小指、薬指、中指はしっかり握れ」、「右手は使うな」、「フィンガーグリップはリストを使いやすい」・・・。

その中で正しいこともありますが、物理的、人間工学的にどう考えてもおかしい、間違っているアドバイスも多々あります。

例を出せば、ストロンググリップとウィークグリップという言葉がありますが、何がストロングで何がウィークか何処にも説明されていません。

漢字でさえ意味が説明されているのに(笑)

今回はその中の「左手と右手の一体感」についてその間違いと正しい持ち方を解説します。

 

左手と右手の一体感は間違いです。

グリップは左手と右手の一体感が大切。

これは僕も初心者の頃よく言われました。

そのためインターロッキングという持ち方に変えた時期もありました。

まったく良くなりませんでしたが(汗)

「右手と左手の一体感が大切」 とは初心者向けのアドバイスで、クラブをスイングプレーン上に振れない人が左右の手のバランスが悪く見えたために言われたものです。

しかし、実際は右利きの人がなれない左手でスイングするために起こった症状で、一体感を出そうとすることは間違いです。

そもそも左手と右手はそれぞれ働きが正反対と言ってもいいくらい違います。

左手はクラブ押し付ける力、右手はクラブを持ち上げる力で支えます。

これによりテコが発生してより強い力でクラブを支えることが出来ます。

テコは支点の距離で大きさが決まりますから両手の間隔が遠いほど強く支えることが出来ます。

先程のストロングやウィークと言うならこのテコを発生させる持ち方が強いか弱いかという説明が適切です。

あまり離すと振りにくくなりますが、振れる限界で左手と右手は離すほうが効率は良いわけです。

10フィンガーグリップなどは遠くを持てるグリップです。

もちろん一般的なインターロッキングやオーバーラッピンググリップがいけないわけではありません。

それぞれに合った持ちやすいグリップでOKです。

ただ、テコを減らすようにわざわざくっつけなくて良いということです。

次は左手と右手の仕事の違いについて解説します。

左手の仕事、スイング中の動き

スイング中の左手の動きは支点となりクラブの向きを変える仕事です。

アドレス→テークバック→フォローと左前腕が回転します。

左手自体は動かずにその場で回転するイメージです。

クラブを持ってのイメージです。

アドレス→テークバック→フォローと左前腕が回転します。

左手首の角度をアドレスより伸ばすとフェースがローテーションしてしまうので気をつけて下さい。

このように左手首は支点となりクラブの向きを変えます。

これがスイング中に左手が担う運動です。

右手の仕事、スイング中の動き

左手に比べ右手は大きく動きます。

右手単体の仕事。

アドレス→テークバック→フォローと右腕全体でスイングします。

こうして左手がハンドルなら右手はアクセルです。

右手で左手とクラブを動かして加速します。

アンダースローでボールを投げるようなイメージです。

クラブを持った右手のイメージです。

アドレス→テークバック→フォローと右腕全体でスイングします。

このように左手と右手はそもそも仕事が違います。

一体感を持って同じ動きをしてしまうと正しいクラブの動きを阻害してスイング軌道やフェースの向きが狂ってしまいます。

 

左手と右手の分離(まとめ)

左手と右手のそれぞれの役割や運動は知っていただけましたでしょうか。

本来、スイングを修正する時は左手が悪さをしているのか、右手が悪さをしているのかしっかり判別してそれぞれの修正を行うべきです。

スイングは左手主動でとか左手リードなんてよく言われます。

しかしそもそも右利きで右打ちを選んだのですからもっと右手で打つべきです。

右利きの人が左手で字を書いて上手にかけますか?

不器用な左手でクラブ操ろうなんてうまくいく訳がありません。

このポイントはアマチュアゴルファーのスイングフォームを格好良くするヒントになると思います。

まとめとして具体的な練習法を紹介します。

10フィンガーやスプリットグリップで左手と右手をしっかり分離してそれぞれの動きをマッチさせる練習はとても有効です。

スプリットグリップとは左右のグリップを指何本分は離して握るグリップ法です。

こうしてスイングすれば左手と右手の仕事の違いを感じやすくなります。

ボールが捕まらない、方向が安定しないなどはこうして分けて修正すると早く治ります。

また余裕のある方は右手1本で打ってみるのも効果的です。

是非試してみて下さい。

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

高木覚

有限会社アローコーポレーション
代表取締役
日本プロゴルフ協会ティーチングプロ

高木覚
愛知県春日井市でゴルフレッスンスタジオ、ジーキューブテクニカルセンターを運営しています。
上達に有効なマンツーマンレッスンと、書籍や雑誌の連載になるようなユニークな理論で、初心者からプロまで幅広いお客様に来ていただいています。
ゴルフがもっと上手になりたい方、早く100を切りたいと思っている方、一度遊びに来てくださいね。